果てしない勤務の先に・・・

至急稼ぐという目的で始めた夜勤バイトだった!
山パンの勤務経験があるから何とかなると思っていた!
ここで決定的な挫折を知ることになるなど全く考えもしなかった!
そんな夜勤だった。
午後8時から勤務開始で始めの2時間はまだ何とかなると考えていた俺の目論見はあまりにもあっけなく崩れ、山パンのときとは明らかに違うストレスが重くのしかかる。
まず、時間がたつのが本当に遅い。
次に、上司があまりにも理不尽なことを怒鳴ってくる。
そして、あまり運動してないだけあって荷物がやたらと重い。(薄っぺらい荷物だなと思ったら中身はありえないくらい重い。いったい何が入っていたのやら。)
とどめが山パンと変わらないくらい時給が安すぎる!
そんなわけで午前1時くらいにこれは俺がやるべき仕事ではない!と断定するに至る。
だけど、あと6時間近くある。精神の崩壊、肉体的疲労の限界。だけど眠気は全くない。
「上司の理不尽さ」と「自分の至らなさ」から眠気など起きる状況なんかではなかった・・・
それでも終わることなき勤務は続く。なかなか空が明るくならない。
早く終わることだけを考えながらかろうじて終わりを迎えることができた。
帰り道は決定的挫折とやらで思考も働かないし、腰がかなり痛む。駅から自転車だったけど、そこでせっかく面接地の事務所から回収してきた傘を自転車の前輪に挟み込んで、転倒こそ免れたものの傘が30度曲がる。まだ使えると思って無理やりもとの形状に戻す。今度こそは気をつけて自転車をこいだつもりだったが、またも挟み込んで今度は転倒(今月3回目の自転車からの転倒)、まるで誰かの心理的状態を表すかのように傘にもとどめが刺された。
その次の日に電話で、事務所での面接のときあれほどやるなと言われた中途退社をやってのけた!このまま続けていたら旅行資金を稼ぐためにしたバイトが原因で旅行にいけなくなっていただろうし。

ここにきてようやくバイトの方針転換が必要だと認識。
これからはもっと充実した生活を目指すきっかけができたってことが今回のバイトでの収穫なのかな。